2020-08-31 死に際 オペ室に眠る ここ数ヶ月、いくつか人の不幸が重なっていた。お世話になった若い上司が危篤になり、癌で死ぬって、こんなに悲惨なのかと震撼した。 電話をすると、泣きながら、最期の晩餐を作っていた。 何も出来ず、申し訳なく思った。最期に声を聞いてから11日後に永眠された。通夜も告別式も開かれないので、自分の心の整理が付かない。寡黙で孤独な人だった。格好良い人だった。