夢見る医者は オペ室に眠る

あれは最高のおっぱい

レンズの向こう

連絡先を知らない

少しだけ、寝た。慌ただしくなってしまった朝、シャワーで濡れた自分の髪を触られ、「びしょびしょですね」と笑われた。艶やかだなあ。 車で駅まで送って、最後にほっぺをつねってお別れした。 そういえば、彼女の連絡先を知らない。職場はしばらく離れ離れ…

艶やかは耳元で

薬剤師の後輩が遊びに来た。ずっと一緒に仕事をしてきて、綺麗な人だなとは思っていたけど初めてプライベートで会った。 散々、職場の話で盛り上がった後、ベランダで、ランプを焚きながら、最後の寝酒を飲んだ。日本酒の瓶のラベルが、ランプの光に照らされ…

誑かされた学生時代

カメラを向けると、その子も“照れ隠し”で、自分にカメラを向けた。自分が撮った写真を見返すと、買ったばかりの一眼レフを自分に向ける彼女が写っている。まだ使い方も良くわかっていない様子。 渋谷、無国籍通りの一角にある小さなレストラン。壁にはLautre…

レンズ越しの後ろ髪

基本的には一人が好きだけど、定期的に友人がうちに遊びに来る。綺麗に掃除したテーブルも几帳面に揃えた小物もみんな荒らして帰っていく。翌日、独り、また元通りにする。それも、悪くない。 同世代の男が遊びに来ると、好きなものを食べて飲んで、最高にく…