2020-02-12 カラッとした日 オペ室に眠る ラジオを止めた。車内が突然静かになる。窓を少し開けて、東京の自宅に向かう。いつもの道路を通っていて、こんなに静かな道だったんだと初めて気づいた。小鳥のさえずりも聞こえた。 鎮静開始して、しばらくして亡くなった。癌の進行も予想通り早かったし、家族も、なぜだか本人に冷たく当たっていた。カラッとした気持ちの良い祝日だった。天気だけが彼の味方をしている様だった。この世に名前も残さず死んでいったけど、良い人だった。