夢見る医者は オペ室に眠る

あれは最高のおっぱい

鞄磨き気分転換

朝起きて、窓から外を眺めてみたら、
久しぶりに気持ちの良い晴天だった。
桜は完全に散って、葉桜が眩しかった。

見下ろすと、道路は公園へ向かう家族連れで賑わっていた。
マスクもしないでキャッキャ騒いでいる。
緊急事態宣言が出てるのに、この呑気さよ。
現場と世間は、こんなにも解離があるのか。
当面、コロナは収束しないのだと確信に変わった。
そして、この状況に怒りを感じているのは
自分だけではなかったみたいだが、
この怒りが諦めに変わるのには
そんなに時間はかからないでしょう。

そうは言いつつ、現状で最前線にいるのは、
感染症内科、呼吸器内科、一般内科など。
コロナ最前線に立つ外科医はまだ少ない。
不要不急の手術・内視鏡が延期になる今、
外科医の仕事は、明らかに減った。

そしてなぜかわからないが、外科系救急患者も減った。
たまに酔っ払った外傷が来るくらい。
時間があったので、当直中、鞄を磨いてみた。
買ったばかりのCOACHのクラッチバッグ
結構汚れてしまっていた。
リムーバーで汚れを落とし、クリームを塗り込んだ。
しばらくネル生地で磨き続けると、
買ったときよりも少し、輝きが出てきた。
革を育ててる感がたまらんなぁ。
すべすべになって、気持ちが良い。

早く、収束しますように。
外科医には祈ることしか出来ず。